InterBEE2022 テクノハウス 映像ブースレポート
公開日:2022/12/28最終更新日:2022/12/28
3年ぶりの開催となったInterBEE。テクノハウスは映像ブースとオーディオブース(ヒビノブース内)で出展しました。今回は映像ブースのレポートです。
お問い合わせの多い映像系5ブランドを展示
映像ブランドの中でもお客様から特にお問い合わせの多い製品を中心に展示しました。
ブランドとしては5ブランドです。
- evertz
- HAIVISON(AVIWEST)
- IO industries
- Theatrixx
- Pixelhue
evertz
everzからは”クラウドスイッチャー”をキャッチコピーに、BRAVO-STUDIOを展示しました。これはevertzのDreamCatcher(リプレイサーバー)シリーズのバリエーションでクラウド上でスイッチング・収録が可能であり、会場でも問題なく動作していました。
XPS-EDGEでエンコードした映像をBRAVO-STUDIOに伝送し、スイッチングした映像をデコードし出力しました。
XPS-EDGEは1台でエンコード・デコードを同時にすることができ、SRT・RIST・Zixiといったプロトコルにもネイティブ対応している汎用性の高いエンコーダー・デコーダープラットフォームです。
また、ST2110に対応したIPゲートウェイSCORPION-6をテクノハウスブースとIP PAVILIONに展示しました。
SCORPION-6はIPゲートウェイとして、小型の筐体となっています。また、ファンレスであるため、ラック室ではない部屋に設置することも可能です。
また、拠点間で使用することで映像・音・データをほぼ遅延がなく、双方向で送受信することが可能です。実際に本社-送信所間でも使用されています。
また、IP PAVILIONでは前述のSCORPION-6に加えマルチビューワーとしてevVIP-100G-ST2110を展示しました。これはev670-X30-HWというハードウェアにマルチビューワーライセンスをインストールすることで機能します。
1台で最大HD-SDI 64入力・1080p 8出力もしくは4K 2出力することが可能な高い処理能力を持っています。
もちろんNMOS IS-04/05、ST2110に対応しており、それによりIP PAVILIONで他社との接続を実現しています。
製品の詳しい解説については下記リンクから
SCORPION-6
XPS-EDGE
ev670-X30-HW
HAIVISION(AVIWEST)
HAIVISION傘下になったAVIWESTからは下記を展示しました。
- マルチHD・12G-SDI対応5G対応トランスミッターであるPro460
最大HD-SDI x4の同時エンコード・もしくは12G-SDIのエンコードに対応したトランスミッターです。 - 最大8携帯回線使用可能・4G-LTE対応トランスミッターPro380
安定した伝送が特徴で、低ビットレートでも途切れずに中継することができます。 - スマートフォンを中継カメラにするアプリケーションMojopro
レシーバーであるStreamHubにライセンスを持たせることで、複数端末へのインストールを可能とし、すぐにその場で中継できるアプリです。 - 受信機であるStreamhub
上記の送信機はもちろんのこと、SRT・RTMP・HLSといったプロトコルでの受信が可能であり、それをSDI出力・SRT等のIP出力することができます。
スポーツ中継や災害時に使用するモバイル中継システムとしてのお問い合わせが多い製品です。
また、最近では、幅広いプロトコルで受信可能なStreamHubの問い合わせも増えています。
4G/5G回線のSIMをボンディングして使用したり、ハードウェアエンコーダーであるという点、Mojoproのアプリそのものは無料(※受け側のライセンスは必要ですが)特徴はお客様から評価いただいております。
IO industries
カナダに本社を構えるカメラメーカー IO Industries社からは8K出力のコンパクトカメラと4K出力のコンパクトカメラの二点を展示しました。
IO Industries社のカメラ製品は2K、4K、8Kそれぞれの出力に対応したカメララインナップの他、グローバルシャッターとローリングシャッターの2種を開発しており、国内では車載用やスタジオカメラとして、海外では海中から宇宙まで様々な現場に採用されております。
更に、今回の展示ではカメラをただの定点用としての展示ではなく、Edelkrone社のリモートオペレートが可能な雲台に搭載して展示をしました。
リモート雲台に載せたかたちでのセットアップはかねてよりお客様からもご要望いただいていたところでしたので、今回初めての試みとして準備したことで多くのご来場者の関心を惹くことが出来ました。
弊社では製品にまつわるコラムや専門記事をWEBサイトで展開していますが、記事を見てブースに来られたお客様にもおいでいただき担当スタッフも喜んでおりました。
IO industiries記事
Theatrixx
現場仕様のタフネスコンバーターのラインナップを多く抱えるTheatrixx(シアトリクス)からは最近デモ依頼の特に多い4KメディアプレーヤーxPressCueを展示。
ほぼすべての一般的なビデオ、画像、オーディオ形式のファイルに対応し、4K60pまでのファイル再生を、ロック式コネクターを備えたビデオ端子から出力します。
ファイルはネットワーク、もしくはUSB3.0から内蔵のSSDに高速コピーし、A/Bスイッチング、ダイレクト、もしくはプレイリストに沿って再生されます。オペレーションはフロントパネル、USB直接続されたStreamDeck、DMX、そしてWebサーバーベースのGUIにより直感的に行えます。
Pixelhue
こちらも近頃デモ依頼の多い機材です。
PixelHueからは4Kビデオプロセッサー / コンバーター4K View Proを展示しました。
専用のSuperView画像処理エンジンを内蔵しているため、4K@ 60Hz 4:4:4までのあらゆる信号を処理できます。また、プロ用のコンバーターとして任意の入力信号を最大4K@60Hzの他の出力形式に変換できます。HDMl2.0、Disp layPort 1.2、デュアルリンクDVI、12G-SDIおよびHDBaseTに対応。さらに2つのレイヤー (バックグラウンド及びロゴ)を備えた4K ViewProは、ライブイベント、ホール、会議室など様々なニーズを満たすことが可能です。
デモ等
ご興味のある方には実機をお試しいただけるようにデモ機を用意してあります。
WEBお問い合わせフォームまたは営業担当者までご連絡いただければと思います。