LUSEMのアクティブ光ケーブル

公開日:2018/08/27最終更新日:2018/08/27

lusem_光ケーブルeye

HDが一般的になりもうすぐ10年。
放送、メディアは元より、企業でPC作業に使用するディスプレイもFHD解像度が当たり前になってきました。大型テレビはさらに上を行く4K解像度も珍しくなくなってきたところ、機器を接続する接続ケーブルの性能が注目されてきました。

 

AOC(アクティブ光ケーブル)

通常、FHD解像度を接続するケーブルは、家庭用、映像メディア用にはHDMIが使用されることが多く、PCディスプレイ用途にはDVIやDisplayPortが使用されています。それぞれアナログ信号が使用出来たり音声を多重したりといった、コネクター形状以外の特徴の違いがありますが、デジタル信号で接続される場合は相互の互換性があるので、コネクター形状=ジェンダー変換による別コネクターへの接続ケーブルが存在します。
また、デジタル信号で接続する場合は、ドライバチップ間5メートル程度しかケーブル長が保証されていません。よって、スタジオディスプレイ、企業プレゼンテーションプロジェクター、ホームシアタープロジェクターといった中~長距離の接続をする必要がある場合、延長のための工夫が必要とされます。その一つがAOC(アクティブ光ケーブル)です。

 

 

LB LusemのOxLinx AOC(アクティブ光ケーブル)はDVI-D、HDMI1.4、2.0、DisplayPort1.2をサポートし、100メートルまでの延長を可能にします。ジェンダーは脱着式で、外した場合小型HDMI端末になるためケーブル配管の中を配線する場合に容易です。このジェンダーを交換することにより、互換性のある他の機器に接続が可能となっています。ケーブルはわずか直径3.4ミリ、最小曲げ半径6ミリ、100メートルの重量が1.6kgと軽くしなやかな光ケーブルです。

 

 

LB Lusem

Lusemは2006年に韓国LGと沖電気の合弁会社として設立され、TFT-LCD用ドライバICの生産から操業されました。以降、LusemのAOCにはLGの光ファイバケーブルが使用されているため、ケーブル自体の品質は他社製光延長ケーブルに比べて確かな信頼性を持っています。
今年、LusemはLBセミコンの傘下に入りLB Lusemと名称変更され、さらに競争力を高めています。

 

 

新製品

今後、Lusemのケーブルは1種類に集約されます。
今までのようにジェンダーで種類を選ぶのではなく、長さ1種類に対しHDMI、DVI、DisplayPort1.2a、Mini DP1.2aのすべてのジェンダーが付属するため8種類製品の組合せが最初から提供されます。イベント、レンタル向けの過酷な設営環境に対応するTPUジャケット仕様も引き続き販売されます。
この新製品ケーブルは9月中旬より販売予定です。

「新製品ケーブル」

 

「HDMIジェンダー(試作品)」

 

「DVIジェンダー(試作品)」

 

 

「DisplayPortジェンダー(試作品)」

 

「MiniDPジェンダー(試作品)」

 

 

LB LusemのAOC(アクティブ光ケーブル)に関しましては、是非テクノハウスにお問い合わせください。

カタログはこちらより