Odyssey7Q+/apollo・ケースの話
公開日:2017/02/28最終更新日:2018/06/21
ConvergentDesignのOdyssey7Q+/apolloには、専用キャリングケースが用意されています。
弊社にodysseyのデモ機を依頼された方は、このキャリングケースに、ACアダプタ、SSD等がいっしょに入って送られてきますので、ご覧になった方もいらっしゃるかもしれません。
さて、このキャリングケースの緩衝材は、少し不思議な形をしています。
右手の四角いくりぬきは、ACやSSDを入れる小物入れですが、左手の本体を入れる場所は、なぜか上部と左下が本体より大きくくりぬかれています。上部はSSDをOdysseyにマウントしたまま収納する為のSSDハンドル用の空間ですが、左下は何の為の空間でしょう?
Odyssey7Q+はシネマ用のフィールドレコーダーです。
スタジオ収録の現場でもない限り、電源はバッテリーを使用するでしょう。Odysseyには特定のバッテリーを指定されていません。お客様が手持ちのバッテリーを流用できるように考えられていて、SONYのカメラをお持ちならSONY Lバッテリー用マウントプレート、CANONならBPバッテリー用プレートを、背面に設置して使用していただきます。
こちらは、汎用のVマウントバッテリーを使用するためのOcean Video製マウントプレートです。このプレートをOdyssey7Q+背面にネジで固定してVマウントバッテリーをマウントします。
他のマウントプレートも背面にネジ止めです。最低でも4つから、多いと7つのネジを使って固定します。そうすると、現場でネジをいちいち外してばらばらにしてから収納するわけにも行きません。
専用キャリングケースは、このマウントプレートをつけたままで収納が出来るよう、底の緩衝材の厚みを調整する為に取り外しできるようになっています。
また、マウントプレートからの電力線は、電源プラグに差し込んでいると、ノイトリックコネクターの長さの分、飛び出ています。
緩衝材の左下のくりぬきは、このコネクターを挿しっぱなしでも収納できるようにする為なのです。
底の緩衝材を取り除いて、高さを合わせると、この様な収納になります。Vマウントバッテリーも一緒に収納可能です。
電源コネクターの逃げもちゃんと確保されています。
キャリングケースはホームセンターなどでコストパフォーマンスに優れたものをご購入いただくのもいいのですが、こんな、ちょっと小技の効いた専用設計の物もいかがでしょうか。
バッテリーについてのご相談やアクセサリーのお問合せはお気軽にテクノハウスにご連絡ください。
※2018/6/21追記
こちらのケースは販売終了となりました。