DHD.audioミキサー導入事例 アマネク・テレマティクスデザイン様
公開日:2016/05/06最終更新日:2023/04/04
アマネク・テレマティクスデザイン のAmanek tenki.jp スタジオに、ドイツDHD.audioの 52SXを導入致しました。新放送サービスi-dioチャンネルの1つ、アマネクチャンネルはドライバーに向けた音楽と情報を配信するラジオ局で、音楽とデーターサービスを中心にした放送を行っています。
スタジオの作成
今回はスタジオ機材の組み込みだけではなく、部屋を作るところから始まっています。
荷物やラックなどが配置されているだけの広いスペースに、壁を立てて、スタジオを作っていきます。遮音性を上げるために、壁を立てるだけでなく、壁への防音処理や、床材の追加など様々な工事が行われます。
完成したスタジオには防音処理だけではなく、見た目も良くなるようにクロスを貼ったり、壁面の装飾なども行っています。
スタジオ機材
ミキサーには52SX 12フェーダーを採用しています、このミキサーは操作面がシンプルなので、ワンマン放送を行う際の操作への不安を減らすことが出来ます。
更にCore(DSP)のリニューアルのタイミングに当たり、国内初導入のシステムとなりました。新しいCoreからは、ディスプレイのデザインが100%見直され、スイッチのレイアウトや色を自由にカスタマイズ出来るようになり視認性、操作性が格段に上がっています。 IOに関しては、Danteを標準採用し拡張性がさらに上げっています。
ミキサー本体や、その他の周辺機材は小型のラックに収納されています。
マスターとの接続に必要なコーデックや、オーディオプレイヤー、ネットワーク端末などパソコンを使用した機材も多数有るため、ラックの正面にはガラスが防音効果をあげています。
周辺機材
周辺機材には、DHDシステムではお馴染みになった、コンパクトで操作感の良いFU BOXや、今回から新たに採用された新型のヘッドホンボックス(HP1)も使用しています。
HP1はバランス/アンバラステレオ入力のヘッドホンアンプで、ヘッドホンだけではなく、モノラルイヤホン出力も搭載して、放送局向けのヘッドホンアンプです。
カスケード接続による拡張機能も魅力です。
HP1製品ページ
※2023/4/4追記 プロオーディオ製品は現在ヒビノインターサウンド株式会社及びヒビノ株式会社でお取り扱いしております。
スタジオ内での正確な時間を確認するために、NTPクライアント時計も導入しています。この時計は、インターネット経由もしくは、社内のNTPサーバーから時刻を取得し、制度の高い時刻表示を可能としています。
入口表示灯はテクノハウスシステムではお馴染みの、アクリサイン研究所のアクリル照射タイプを使用しています。
ON AIRタリーの連動の他、収録時にも手動で点灯することも出来るようになっています。
スタジオ写真
最大4人が座れるスペースが確保されています、テーブルの奥にアンルモニターは番組運行に必要な情報の表示のほか、ネット検索などが行えるようになっています。
テーブルの天板には硬さの違う木材を組み合わせています。
天板は柔らか目の木で手触りを大事にし、テーブルの淵の部分は椅子が当たったり傷が入りやすいので硬めの木を使用しています。
テーブル上に色々な物を配置していないので、対面に座った時にじゃまになるものが無く、自然と話しが出来る空間を確保してあります。