高精細4K映像の長距離光IP伝送による高品質伝送と表示実験にChristie Terraが使用されました
公開日:2021/11/19最終更新日:2021/11/19
凸版印刷株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:麿 秀晴、以下 凸版印刷)と、
株式会社ブロードバンドタワー(本社:東京都千代田区、代表取締役会長兼社長CEO:藤原 洋、以下 ブロードバンドタワー)と弊社テクノハウスでは、凸版印刷が進める高精細画像活用における要素技術確立の一環として、光ファイバー/IPによる高品質高精細映像の伝送実験を共同で実施しました。
今回の実験において、弊社取扱いブランドのChristie Terraのトランシーバー(TX)とレシーバー(RX)が使用されました。
約3㎞超の長距離区間を経ても品質劣化が知覚できないレベル(ビジュアリーロスレス)で、高品質/高精細映像の伝送/表示に成功しました。
Christite Terraは長距離伝送が得意な機器(最大20km)です。
常設、ライブ会場、制御室、LEDディスプレイシステム、企業の会議室などの使用で力を発揮します。
凸版印刷プレスリリース
Christie Terraの特徴
Terraは10Gネットワークを使い、4K60p 8-bit 4:4:4、10-bit 4:2:2、10-bit/12-bit 4:2:0をレイテンシーフリーで伝送することが可能な延長器です。
Terraの規格は他の伝送規格と違い、非圧縮(一部ロスレス圧縮)ですので、プロセスによる遅延を最小≒33msに抑えています。
また、HDMI/DPのメタデータ転送も行いますので、HDCP2.2対応、ビットストリームマルチオーディオ7.1ch、HDRの信号種別識別(HDR、3D、ディープカラーパススルーサポート)も可能となっています。
トランシーバー(TX)の入力はHDMI2.0若しくはDP1.2、レシーバー(RX)の出力はHDMI2.0となります。
TXのEDIDはTerra内蔵のものかRXに接続されたディスプレイ情報をスルーする方法、またはディスプレイから抽出してファイルにしたものを流用できます。
その他にアナログアンバランスステレオオーディオ、RS-232、IR コントロール、ギガビットイーサネット、USBの伝送をサポートします。
オーディオはエンベデットとアナログを相互に交換して使用することができます。
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