IO Industries による Volumetric Capture(ボリュメトリックキャプチャ)
公開日:2019/05/24最終更新日:2024/12/18
IO Industriesが提供しているコンパクトで高精細なカメラについて、これまでInterBEEを始めとする展示会にて多くの方に訴求してまいりました。
- 魚眼レンズを使用した360度VRの撮影や2眼180度立体VR
- ドローンや水中ハウジングに乗せての空撮や深海カメラ
- もちろん映画撮影において狭小空間でのアングル
- 高画質な車載映像の撮影
- etc
このVictoremカメラを紹介した方々は皆さんその大きさ、撮影品質を自らのお仕事に活かすアイディアをお持ちでした。
今年のNABで、IO Industriesは更に新たな切り口の使用方法を提唱しています。”Volumetric Capture System”(ボリュメトリック キャプチャ システム)です。
Volumetric Capture System(ボリュメトリック キャプチャー システム)とは?
Volumetric=容積のCapture、つまり立体的な計測物、主に人物・演者の大きさをそのままデータにすることで得られるMR (Mixed Reality = 複合現実感) 映像技術です。
VR (Virtual Reality = 仮想現実) が現実映像をパッケージし再現するもの、AR (Augmented Reality = 拡張現実) が現実空間上にオブジェクト展開するものとすると、MRはその両方の要素を含み、現実空間上にVR並みの情報量を伴うオブジェクトをオーバーレイすることで、より現実と仮想の境界を曖昧にし、得られる新たな実像感を持って空間をブラウジングするエンターテインメントと言えます。(広い意味ではARと言えますが、マーケティング的に細分化されます。)
Volumetric Capture SystemはMR上に人物を配置し、撮影位置を含めて自由に空間配置するための撮影・解析技術です。マイクロソフトがこの分野で提唱・開発する「Windows Mixed Reality」技術により表示されるVolumetric Videoのために、IO Industriesはカメラ、DVR、キャプチャーソフトウェアを、全世界17箇所に納入する見込みです。
IO indutries Volumetric Capture System紹介ページ
すでにSan Franciscoのマイクロソフトのラボ、Londonのdimension studio、Los AngelesのMetastageが運用を開始、スタジオレンタルを行っています。ここには106台のRGBカメラ、IRカメラとそれを収録するマルチDVRが設置され、カメラRAWデータとIR位置データがMixed Reality処理されます。
マイクロソフトWindows Mixed Reality紹介ページ
WindowsMixed Reality紹介ブログ
マイクロソフトのプロモーションビデオに見られるように、この分野は、エンターテインメント、医療、スポーツ解析など、将来、広く応用されることが見込まれます。
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